前回の投稿からだいぶ経ってしまいましたが、残っていたSayoDevice OSU O3Cのキー設定について書いておこうと思います。
設定方法の種類
SayoDevice OSU O3Cの設定は現時点で3種類の方法があります。
- Web版(推奨)
- オフライン版 V3(Windows版のみ)
- オフライン バージョン V2 (非推奨、更新されなくなりました、Linux MacOSのかたはこちらのみ対応)
WEB版は前回の導入と設定(その2)で記載したブラウザで設定をしていくバージョン、オフライン版はダウンロード版です。
オフライン版でのみ提供されている機能もあるのですが(本体画面へのイメージの表示・変更など)今回はWEB版での設定について記載していきます。
追記)こちらにダウンロードサイトが有りましたので追記しておきます
設定サイトへの接続
上記サイトをブラウザで開きます(ChromeまたはEdge ※筆者はFirefoxでは動作しませんでした)
以下の様なサイトが開きますので
中国語だとわかりにくいので右上の言語選択でEnglishを選択します。
選択すると左上のボタンがSearch Sayo-Deviceに変化しますのでこのボタンを押します。
すると以下の様なダイアログが表示されますのでSayoDevice O3Cをクリックして接続ボタンを押します。
ここまでは前回と同じです。
設定画面と設定方法
接続が完了すると以下のような画面に遷移します。
タイトルバー
Device: デバイス選択画面
Keyboard: 各ボタン、ノブへの機能の割り当て
Password: パスワードの管理
String: 上記と同じ。(任意の文字列の管理)
Light: デバイスのライトの表示モードを制御するために使用
Device Option: 本体の機能設定
Screen Edit: カラースクリーンの設定はオフライン版のみにつき、ダウンロードサイトへのリンク
Setting: その他の設定
デバイス名の右側のペンアイコンで名前の変更も可能です。
Keyboardメニュー
左上がノブの部分、下3個の四角が各キーに対応していて現在の設定内容がそれぞれに表示されています。この画像の状態の場合、一番右のキーには「c」が割り当てられています。
設定の大まかな流れは
- 設定したいキー、ノブをクリック
- 右側のメニューから割り当てたいキーや機能を選択
- Submitボタンを押して設定内容を確定
- 画面右上のSave to Deviceボタンを押して本体へ書き込み
になります。※4のSave to Deviceを押し忘れると本体へ設定されませんので注意しましょう
右側メニューのModeには以下のモードが有り、機能毎に選択して設定します。
Default:1つのキー設定
Keyboard:キーへの設定(3つまで)
Mouse Mode:マウスの動作をエミュレート
Multimedia control:マルチメディア機能(音量変更、画面の明暗、WEBサイトを戻る進めるなど)
Game Controller:ジョイスティックのボタンエミュレート
一键密码v2:ワンクリックパスワード(パスワードタブで設定したパスワードVersion2)
一键网页:ワンクリックウェブページ(パスワードタブで設定したパスワード)
短按长按2功能:2つキーのショートカット機能
one-click Write poetry:Stringタブで設定した文字列
Two-step keyboard operation:2段階操作
FN:レイヤー切り替え(押下時)
SW:レイヤー切り替え(設定したレイヤーへ)
BLE_SW:不明(レイヤー切り替えと思われる)
control_option:機能設定(再起動、ライトとブルートゥースのOnOff)
wooting key to asix:不明
User Script 1~64:不明(パラメタ4つ)
※不明のものはわかりましたら更新します
レイヤー切り替えについて
SayoDeviceO3Cはレイヤーの切り替えにより、少ない数のキーでもそれ以上の機能を割り当てることが可能です。設定画面「Keyboard」下部の以下の部分
BasicからFn4までの5つのレイヤーにそれぞれ機能を割り当てることが出来ます。
※以下の図のように必ず次のレイヤーに移るわけではなく、BasicからFn3へ等、自分の好きなように設定が可能
FN:設定したキーを押下している間レイヤーを切り替え
SW:押下したら設定したレイヤーへ切り替え
機能割当によりそれぞれのレイヤーに切り替えることが可能です。
設定例
右側のキーを押したときFn1のレイヤーへ切り替える場合
Passwordメニュー
1~64のパスワードを設定できます。
キーへの設定は「一键密码v2」か「一键网页」で行います。
Stringメニュー
1~64の文字列を設定できます。
キーへの設定は「one-click Write poetry」で行います。
Lightメニュー
LEDの光り方を設定します。設定の仕方はキーへの設定と同じ様に設定したいキーをクリック→右側のメニューで設定、Submitで確定します。
モードは
Static:固定色、押すと点灯、離すと消灯などイベントと連動して実施可能。
Indicator light:Numlock、CapsLock、ScrollLock、その他のキーボードのステータス インジケーターに設定できます。
Breath:呼吸効果を実現します。 カラー モードが選択されている場合、カラー テーブルで色を循環できます。
ライトホールドとオフホールドを設定すると、ライトが完全にオンになったとき、ライトが完全にオフになったときに、一定時間点灯し続けることができます。 単位8ms
Breath once:上記と同じですが、キーを押すごとに 1 回呼吸する効果を実現するには、照明イベント Press と連携して照明設定を実行する必要があります。
Gradient:このモードは、カラー モードのカラー テーブル ループまたはランダム カラーでのみ機能します。
Switch:指定した周波数に応じて色を切り替えることができます。
点灯時間間隔も同時に設定する必要があります。 単位8ms
このモードは、カラー モードのカラー テーブル ループまたはランダム カラーでのみ機能します。
Switch once:上記と同じですが、キーを押すたびに切り替わる効果を実現するには、照明イベントを押して照明設定を実行する必要があります。
Flash:指定した頻度と持続時間に従って点滅できます。
点灯時間と消灯間隔は同時に設定する必要があります。 単位8ms
Flash once:上記と同じですが、キーを押すたびに 1 回点滅する効果を実現するには、照明イベントと連携する必要があります。 を押して照明設定を実行します。
Fade:照明イベントと連携する必要があります。
Fade in:照明イベントと連携する必要があります。
色はカラーテーブルかRGBを数字で指定、黒に設定するとオフになります( RGB値 0 0 0 )。また、ランダムカラー設定、ループするものの場合は速度を指定できます。
Device Optionメニュー
◆Key chattaring time:チャタリングタイム
◆HID:拡張機能はオンデマンドで有効にできます。
有効にした後、データ ケーブルを保存して再接続する必要があります。
Bluetooth モードでは、デバイスを削除して再度追加する必要があります。
・Relative Mouse:カーソルの移動、マウスボタンのクリック、その他の操作を制御します
・Multimedia control:音量などを調整します。
・joystick:このオプションをオンにすると、キーボードがゲーム コントローラーとして認識されるようになります。
これは追加のアドオンであり、Windows でのみ使用できます。 Mac システムでは決してオンにしないでください。
オプションバイトでジョイスティックをオンにし、保存してデータケーブルを再接続します。
ボタンモードをゲームコントローラーに変更し、次にボタン番号を選択します。
このボタンはゲーム コントローラーのどのボタンとも関係がありません。 ゲームはカスタム ボタンをサポートする必要があります。
・Absolute to the mouse:この機能をオンにすると、スクリプト内でカーソル位置調整機能を使用したり、マウス操作を記録および再生したりできるようになります。 Windows システムおよび単一画面のみ。
・controller:不明
◆sleep timeout (minutes):スリープまでの時間(分)
◆indicator light timeout(soconds):無線モードは利用可能ですが、有線モードは利用できません。 変更するにはキーボードを接続するためのデータケーブルが必要です。
◆wireless mode:Bluetoothまたは2.4Gから選択
◆启用AZERTY布局:AZERTY レイアウトを有効にする、ワンキーパスワード機能のキー出力です。 有効になっていない場合、デフォルトは ANSI です。
Screen Editメニュー
Web版は画面編集には対応しておりません。 編集するにはデスクトップ版をダウンロードしてください
Settingsメニュー
数据日志:データログ
HID 报告日志:HIDレポートログ
HID 指令面板:HIDレポートコマンドパネル
OpenまたはCloseを設定、利用方法については不明
終わりに
設定についてはWEB上にマニュアル
からも確認できますが、現在の設定画面上の表記と一致していない部分もあり不明部分が出てしまいました。
今後判明次第アップデートできればと思います。